「CORESCOゲストハウス」ができました

富士山の見える週末

私(古森)は、週末には富士山麓の小さな山荘に行くことが多いです。2009年、当時マーサージャパン株式会社の経営者をしていた私は、就任から2年を経て過労の限界を迎えていました。色々と難しい問題があり、文字通り命がけで仕事をしていたのです。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。一心不乱に仕事に取り組んでいたら、やがて助けてくれる人がたくさん現れて、経営の仕事も軌道に乗り始めました。おかげさまで、生活のリズムを戻すきっかけを得ることができました。

その年の春から、堰を切ったように私の自然回帰が始まりました。まず市民農園を借りて菜園を始め、土に親しむ時間を持つようになりました。新緑の頃には、ふと何かに呼ばれるようにして、いわゆる別荘地を探し求め、富士山麓に土地を取得しました。

山荘建設風景

その土地を自力で開墾して、やがて小さな山荘を建てました。田舎で育った私にとって、富士山麓の清らかな自然の中で過ごす週末は、まさに命を取り戻す時間となりました。その頃を境にして、私は心身ともに健康を取り戻していきました。

2011年から毎月東北被災地に通うようになり、最近は郷里・大分に戻る週末も増えていますが、それでも可能な限り山荘で過ごす週末の時間を大事にしています。木々の木漏れ日の下。ほんのすぐ先の坂を下ると、富士山が目の前に大きく見える場所です。

水道から出る水は、富士山の「バナジウム天然水」です!

ゲストハウス構想

ゲストハウス構想

そうこうするうちに、2014年の秋に私は独立して、株式会社CORESCOを創業しました。どんな事業でも立ち上げ期には多忙を極めるわけですが、時々山荘で過ごす時間は持つようにしています。夜だけ眠りに行くこともあります。

今も昔も、山荘に友人たちが来ます。雑魚寝することもありますが、かねてから、友人が訪ねてきた際に泊まる場所を近隣につくりたいと思っていました。思えば叶うということでしょうか。縁あって、2015年の暮れに山荘の隣地を取得する運びとなりました。

そこから、ゲストハウス計画が現実のものとなりました。素晴らしいご縁で取得した土地とはいえ、何十年も放置された岩石ゴロゴロの窪地の雑木林です。ちょっとした「開拓」作業が必要な状態でした。

富士ヶ嶺開拓団

富士ヶ嶺開拓団

それなら、開拓作業を楽しんでしまおうということで、「富士ヶ嶺開拓団」(ふじがねかいたくだん)というコミュニティを組成したのが2016年の早春。野仕事や大工仕事、アウトドア系が好きな仲間が集まりました。

週末に集まっては、下草を刈り、チェーンソーを操り、幹や枝を裁断して運び・・・といった作業を繰り返しました。雪の中でも黙々と。耐火煉瓦を積んで焚火場やバーベキューコンロも製作しました。徐々に楽しさの輪郭が見えてきました。

伐採作業を終えた土地は、専門の業者さんに頼んで埋めて頂きました。埋めるだけでなく、盛り土にして立派な更地に。前オーナーさんの下で何十年間も放置されていた難しい土地が、素敵な土地としてよみがえりました。

ここに、念願のゲストハウスを置くことにしました。

トレーラーハウスという解

トレーラーハウスという解

しかし、大量に盛り土をして造成した土地は、落ち着くまでに通常10年はかかります。冬場の霜や経年の変化で、若干沈んだり傾いたりすることもあるわけで、いわゆる布基礎をしっかりと打った家を建てるには時期尚早な感じでした。

そこで思いついたのがトレーラーハウスです。トレーラーハウスなら、地盤の状況が多少変化しても、その都度バランスを調整することができます。また、ある種の面白味もあるかなぁ~ということで、トレーラーハウスを置くことに決めました。

決めるのも動くのも速いタチですので、初回相談で購入を決定。初夏に発注して、秋にはトレーラーハウスが搬入されてきました。トレーラーの中の間取りは8畳間くらいの1K。ユニットバスとトイレは別々についています。狭いですがロフトもあります。

ゲストハウスとして

ゲストハウスとして

このトレーラーハウスを使った「CORESCOゲストハウス」は、CORESCOのお客様はもとより、古森の直接の知人・友人の方であればどなたにでもお使い頂けるものです。もちろん無料です。

これまでのところ、金曜日などの深夜に仲間で焚火を囲んでお酒を酌み交わし語る、「火飲み」というイベントを何度か開催して盛り上がっています。そのままトレーラーハウスと古森個人の山荘に男女で分宿する形式です。

これに限らず、「考え事をしたいので一日籠る場所がほしい」「週末に家族や仲間でバーベキューをしたい」「仕事仲間でのちょっとした週末合宿をしたい」等々、用途はいかようにでも可能です。ゲストハウス使用をご希望の方は、古森までお声がけ下さい!

東京都心からですと、渋滞がなければ車で2時間くらいの距離です。電車による至近のアクセスはありません。あえていえば富士急の河口湖駅ですが、そこからタクシーだと8,000円くらいかかります。基本的に車での移動が前提になります。

なお、ゲストハウス使用上の留意点は以下のようになっておりますので、使用ご希望の方は事前にご一読ください。

ゲストハウスをお使い頂く際の留意点

基本原則としましては、信頼関係に基づく施設の無償使用であり、使用中の出来事は自責・他責を問わず自己責任での対応をお願いいたします。

  1. 1. ゲストハウスは、株式会社CORESCOのお客様を含め、古森が直接存じ上げている知人・友人の皆さまに無料でお貸しする施設です。
  2. 2. ゲストハウスの場所は、富士山から見て本栖湖の方角にあります。住所の一般開示はしておりませんので、訪問される方に個別にお知らせ致します。
  3. 3. ゲストハウスの使用お申込みは、使用されるご本人から古森へご連絡いただき、その他の使用予定を確認のうえ確定させて頂きます(常時空いているとは限りません)。
  4. 4. ゲストハウスには、小型キッチン、ポータブルガスコンロ、ユニットバス、トイレ、洗面所がありますが、備え付けの備品は最小限です。事前に古森まで詳細ご確認いただき、追加で必要と感じられるものはお持ち頂くことが前提となります。
  5. 5. ゲストハウスには、備え付けの寝具やシーツ類はありません。原則として「寝袋持参」形式となります。寝袋の下に敷くマット類は5~6人分の備えがございますので、お持ちでない場合は備え付けのものをお使い頂くことも可能です。
  6. 6. ゲストハウス使用中に発生する傷害、疾病、事故等については、すべて自己責任での対応をお願い致します。
  7. 7. ゲストハウス室内外での火の使用に関するリスク管理、火災発生時の対応・賠償責任等はすべて自己責任でお願い致します。
  8. 8. ゲストハウス使用中になんらかの人災や自然災害が発生した場合の対応についても、すべて自己責任でお願い致します。
  9. 9. ゲストハウスの設備等に対し、何らかの破損等をしてしまった場合には、実費での弁償をお願いすることがあります(通常使用による摩耗等はこの限りではありません)。
  10. 10. ゲストハウスの鍵の受け渡し、戸締りの方法、水道栓の開閉等については、事前に古森より個別に説明を受けて頂きます。

以上です。

週末であれば、古森が隣地の山荘の方に来ている場合もあります。日頃ゆっくりとお話しできないことでも、焚火を囲んでお話しできるかもしれませんね。皆さんにゲストハウスをお使い頂けるのを楽しみにしております。