ふと思う系

いつか、科学的に「幸せ」というものが解明される日が来るのだろうか。幸せ感の実態。幸せの循環。

そういうものがあるのは感じられるけれども、今は主観の産物。主観の産物ということ自体が科学的実態かもしれないけど。

私は、幸せというのは主観の産物ではあっても、そこに流れのようなものはあると思う。

幸せ感を独り占めしてため込もうとすると、あんまり幸せにならないような気がする。

幸せ感を感じたら、そうでもない状況の人のために力を使う方がいい。

それで世の中を変えるとかインパクトが…とか、そういうのとは違う。それって実は矢印が自分のエゴに向いている場合もある。

個人の内面的に他人のための回路があるかどうか。

幸せ感を感じて心に余裕が生まれたら、ため込まないで、風のように流れていく感じで、他の人の方を向くのがいい。

そうしていると、風は流れ続ける。

営利とか非営利とかのカテゴリさえも関係なく、仕事であっても「他者」はそこにいるわけで。

全てを流してしまうと聖人の域で、それは難しい。「利他」は存在し得ても「無私」は存在しにくい。

でも、幸せ感を「ためようとする」と風は流れなくなる。そんな感じがする。

【ふと思う系】古森 剛 (著) 単行本
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【ふと思う系】単行本(ソフトカバー)– 2015/12/10

古森 剛 (著), 畑上 照夫 (写真)
単行本(ソフトカバー) 1,968円